マイクロ・ライブラリーアワードを頂きました。

 

去る、10/3(土)「マイクロライブラリー・サミット」1444105876801大阪で開催されました。会場は、I-siteなんば(大阪府立大学)。南海難波駅から徒歩5分の新しいビルでした。ここも「まちライブラリー@大阪府立大学」として、誕生からおもしろい取り組みをしている図書館の一つです。(0冊からはじめる、みんなで育てるライブラリーというのが何ともユニーク。)

 

 

 

 

 

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250名ほどの参加者で会場はすでにすごい熱気でした。

午前中は、神戸の「井戸書店」、岐阜の「岐阜市立図書館」、「まちライブラリー@大阪府立大学」と、まちライブラリー提唱者のトークセッション。書店と図書館、相反するもののように思うけれど、「本」を通して人と人とがつながるということでは同じ。経営という点では今の時代、かなり厳しいことも多いけれど、小さなつながりを大切にしていきたいという想いにとても共感しました。きっと地元の多くの方から愛されている書店、図書館なんだろうな。千葉からは少し遠いけれど、ぜひ機会があれば行ってみたいと思います。

 

昼食をはさんで、午後からは日本全国の個性的な図書館の発表。ITを上手に活用した図書館、小学校や高校での取組、河川、睡眠など専門性に特化した図書館、子育て、学び、仕事を連携した図書館、本棚を持たない(固定した場所を持たない)図書館などなど、どれも個性あふれるとても素敵な図書館ばかり。
「星空の小さな図書館」も、発表させていただきました。シェアハウスからはじまった図書館。気軽に立ち寄れる場所ができたことで、様々な人が訪れるようになり、これを機に、シェアハウスに入居し、移住したり、地域の知り合いが増えていったりと、図書館の日常をお伝えさせていただきました。

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関西の人には千葉県のいすみ市は馴染みの薄い場所ですが、興味を持ってくださる方も多かったようです。「いすみ市はチーバ君のおしりのところ」というのが強く印象に残ったようで、閉会後、「チーバ君、知らなかった!」と多くの方から声をかけられました。千葉では人気のチーバ君も、関西での認知度はまったくなかったようです。

発表の後の分科会では、「地域の交流」をテーマに60名もの方が参加。徳島の「おとなり3」、石巻「石巻 まちの本棚」など地方の図書館の他、大阪各所にある「まちライブラリー」など、地域に根付いた図書館が意見交換を行いました。空き家を活用して図書館にする例も多く、実際に参加者の方からも質問があるなど、空き家対策の一つとしての図書館もありなのかなと感じました。

最後は、マイクロ・ライブラリーアワード表彰式。「星空の小さな図書館」としてアワードを頂きました。

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まだオープンして1年もたたない小さな図書館ですが、皆さんに支えられこのような立派な賞を頂くことができました。ありがとうございました。まだまだはじまったばかりです。これからもどうぞ、よろしくお願いします。

盛りだくさんだった1日が終わり振り返ってみると、改めて「本」には不思議な魅力があるものなんだと感じました。ページをめくる時のドキドキ感、今まで出会ったことも見たこともないこととの出会い。本と自分とのことだけではなく、「本」をきっかけに人と人とが出会うこともある。「本」を介することで生まれるコミュニケーション。「本」が繋いでくれることは、無限大のように思います。
「星空の小さな図書館」が生まれた意義はまだまだわからないけれど、こちれからも地域の方に愛される、そして、長く続いていける空間でありたいと思いました。

今回のサミットの資料は図書館に置いてありますので、ぜひ、ご興味のある方はご覧くださいね。

 

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