台風15号が残したものは、とても大きなものでした。
台風がやってくると、予報は聞いていたものの、夕方は穏やかな空が広がっていたので、そこまで危機感をもっていなかったことも事実。
それでも、「台風が来るかもしれない」という日は、普段は締めない雨戸をしっかりとしめ、飛ばされてしまいそうなものは建物の中にしまい、用心してきました。
以前に、大雨の時に図書館が浸水したことがあったので、水の通り道をしっかりと確保したり、あらかじめ水対策もしました。
どこまで対策をすれば十分なのかがわからない中、迎えた9/10(日)の深夜。
今まで聞いたことがないような暴風に驚いて目が覚めました。
これはひどい。外にも出られず、ただただ通りすぎるのを待つしかありません。
翌朝、嵐が過ぎ去ったあと外に出て見回りをしました。
夫は、地元の消防団の方々と地区内の見回へ。
星空の家と小さな図書館、星空スペース、星空と長屋門の家とそれぞれ、状況を確認しなければなりません。
幸い、すべてに大きな被害はなく、断水も停電もない。心配していた浸水もなく、ほっと一安心。
ただ庭には大きな木の枝が散乱。一つ一つ片づけをしました。
しかし、一歩街へ出てみるとあちこちで停電。すぐに回復するかと思っていたらなかなか復旧しません。
翌日からは、星空の家でも携帯の電波が入らなくなり、ネットも不通になってしまいました。
そう、私たちにとって、ネットが不通になることで、情報が入手できない、発信できないとことって、こんなにも不便だったのですね。
地域の情報がなかなか出てこない、そして伝わってこない。
こういうときは直接会うというのが一番早い。
地域の人が一軒一軒見回りをしたり、直接、友人宅を訪ねたり、普段から家の行き来をしていることが、いざという時に役立ちました。
シェアハウスの住人さんたちは、各々仕事があるものの、家に戻ると「信号機がまだついていない」「あのお店は再開したみたいです」と自然と情報交換。
一人暮らしだと、どうしても孤立しがちで、どうしたらいいかわからなくなってしまいますが、ここではお互いに助け合える。
一時避難している友人と一緒にご飯を食べたり、過ごしたりすることで復旧を待つことができました。
そして、昨日からネット回線もようやく安定し、ほぼ日常を取り戻しつつあります。
ただ、いすみ市内でも一部まだ停電が続いているようで、心配です。
今回、内房は大きな被害が出ていると聞きました。
まだまだ停電が続いたり、様々な影響が多く出ています。
1日も早い復興を祈るばかりです。
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星空の小さな図書館は、今週末も通常通り 15日(日)・16日(月) 13時~19時まで、開館しています。
電源、wifiご自由にお使いいただけます。