小さな地区の夏祭り

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先日、星空の家と小さな図書館のある地区で夏祭りがありました。夏祭りといっても地区内だけの小さなお祭り。

聞くとこの夏まつり、3年前に初めて開催したそう。3年前と言えば星空の家ができて1年ほど経っていたころで、ちょうどその日、友人と星空の家でご飯を食べていたのですが、偶然頂いたチラシをみて、地元の先輩が様子を見に行ってくれ、そのまま合流。その時はじめてこの地区にも同年代の人がいることや、小学生のこどもたちがいることを知りました。この夏祭りをきっかけに、地元の方との付き合いが広がり、地区の草刈や清掃などお手伝いさせていただくようになったのです。

この夏祭りは約40戸しかない集落の中の30歳から45歳の男性の会「能実青年部」4名の方を中心に企画、開催されました。高齢化が進んでいるこの地区で、子どもたちに楽しんでもらえることを、自分たちで何かできないかと始められたそうです。

「子どもがたくさんいるっていいね」。参加されていた方の言葉に、思わずうなずきました。どんどんと少子高齢化が進み、子ども少なくなってしまっているけれど、ここにこうやって集った子どもたちを見ていると、なんだか明るい未来が少し見えるような気がしてなりません。小学生から中学生、高校生と、たった数年で変わっていく環境に、いつしか地域の集まりにもなかなか顔を出さなくなってしまうかもしれないけれど、自分たちの故郷のことを、この夏祭りのことを思い出してくれるとうれしいな。

よそ者の私たちができることは少ないかもしれないけれど、また来年、こうやってみなで同じ時間を共有できたらいいなと思いました。

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