社会福祉法人 信和会 新人研修で視察にいらしゃいました。

4月に入り、やっと暖かくなりました。桜も少しずつ蕾が膨らみ間もなく開花しそうです。お花見ができる日が楽しみですね。

そんな春らしい天気の日、星空文庫でもお世話になっている社会福祉法人 信和会の施設長とスタッフさん、この4月に入社したばかりという新入社員6名が星空の家にやってきました。

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今回、施設長が新人研修の一環で地域で活動している人にお話を聞いてみようと企画してくれたのです。私たちがシェアハウスや図書館、カフェ&シェアスペースをどのような想いで立ち上げ続けてきているのか、現場を見学いただきながら紹介しました。

また、社会に出たばかりの皆さんへ、仕事や働き方、暮らし方や地域とのかかわりをテーマにお話もさせて頂きました。

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天気がとてもよかったので、星空の庭での青空教室。

介護業界と今私たちがしていることは一見無縁のように思いますが、地域と共に地域に関わっているということは同じ。目の前の仕事が、誰のためにどのように繋がっていくのか考えてみると、同じところに行く着くのです。地域のため、社会のため、そして、自分自身のため。巡り巡って何事もつながっているということを少しでも伝えられたらと思いました。

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皆さん、築140年の古民家には興味津々でした。

また、私自身の経験から、社会人になったばかりのみなさんにお伝えしたいことがありました。それは、仕事と家だけではない自分の居場所をもってほしいということ。新しい仕事がはじまったばかりのころは、どうしても会社と家の往復になりがち。新人のうちは一日でも早く仕事を覚えるため、寝る間を惜しんで勉強をというのも一つの考えですが、家と会社の往復だけではない、違う世界を知ることも大事なことのように思います。自分にとっての第3の居場所は新しい人や出来事との出会いが広がり、相互よりよい関係を生むこともあるのではないでしょうか。少なくとも私の場合、自分に合っていましたし、それにもっと早く気が付いていたらまた違った人生があったのかなとも思います。

昨今、一つの会社で長く務めることが難しくなっている中、働き方も暮らし方も多様化してきました。「働く」ということもただ単に生活のためだけではなくなってきています。色々な仕事があるようにいろいろな働き方もあるのです。「働く」モチベーション持ち続けていくためにも、様々な人に出会い、色々なことを知ることはよいことではないでしょうか。施設長も、長く勤めてもらうためにも社外の方との交流は大切なのではないかと、今回の企画を考えたそうです。

私たちも自分の仕事や働き方について振り返るよい機会となりました。今回はありがとうございました。