「房総いすみで地域の課題に取組む活動と働き方ツアー~空き家活用編~」見学受入れました。


『「房総いすみで地域の課題に取組む活動と働き方ツアー~空き家活用編~」』が先日開催され、星空の家と小さな図書館に見学にいらっしゃいました。

こちらのツアーは大変人気でキャンセル待ちがでるほどだったそう。いなか暮らしや空き家の活用など興味を持つ方が増えてきているのかもしれませんね。

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青空がきれいなよく晴れた日。バスで約20名の方が来てくださいました。まずは図書館からご案内。元々納屋だった場所を改装した図書館です。実際に館内を見ていただき、どのあたりの工事をしたのか、何が大変だったのか、など中心にお話しました。元々は窓がなかったこと、2階の屋根部分はそのままの状態であること、壁塗りを友人たちと一緒に進めたことなど、みなさん興味深く聞いていました。

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続いて駐車場にある自転車・バイク置き場を紹介。

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こちらは納屋を解体・掃除をしている時にでた柱材や障子の引き戸を再利用したもの。図書館に遊びにきたお客さんも一緒にペンキを塗りました。

また、昨年春に完成したコンポストトイレ。

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図書館の開館に伴いトイレの利用が増えたこと、母屋のトイレが奥にあるためご案内がしにくかったこと、毎月のトイレの汲取り代がかなり増えてしまったことから、コンポストトイレをつくることにしました。こちらは、自分で作られた方のお話を色々と伺い、参考にして約3か月かけてつくりました。実験的つくってみたのですが、今のところ順調に快適に利用ができています。トイレってつくれちゃうんですね。私も一緒につくりましたが、出来上がったことに驚きです。

今ある材料を上手に活用し、実際に形になっているもの見て、みなさんとても参考になると喜ばれていました。
もちろん、私たちも最初からこういったものができた訳ではなく、移住先輩方にたくさんのお話を伺い、おじゃまして見学させて頂き、自分たちなりにアイデアを膨らませただけのこと。かつては今回参加した皆さんと同じく、いすみ市内いろいろな方のところへおじゃまして、見学させてもらっていたんですよ。

ご案内の最後はシェアハウスである母屋で、写真を交えて、はじまりから今に至るまでお話させていただきました。

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お話後は、参加されているみなさんから様々な質問がありました。
「実際移住してみて暮らしはどうですか?」「やっぱり違ったと離れてしまう人はいますか?」などなど、移住に向けて具体的な質問が多く出ました。色々とお答えしましたが、一番お伝えしたいことは、理想と現実のギャップを少しでも埋めてきてほしいということ。こんなはずじゃなかった…という方の多くは、事前の情報収集が十分ではなかったり、高い理想ばかりをもってきてしまったり、また、やってもらうこと、与えてもらうことばかりを考え自ら動かない人に多いような気がします。何度か足を運び、色々な人にお話を聞くことで、そのギャップを埋めることができると思いますので、ぜひ、ゆっくりと少しずつ検討してくださいね。
仕事や収入面については、みなさんが不安になることの一つ。もちろん、都会と同じように選べるだけの選択肢はないので今までと同じ仕事を探そうとしても難しいかもしれません。どのように暮らしていくかを考えつつ、自分自身、どんな仕事や働き方がしたいのか、どんなことに興味をもって取り組んでいきたのか考えてみて、それにあった仕事を見つけてみたり、必要な収入を考えてみるものいいかもしれませんね。

今回は、お越しいただきありがとうございました。また、お声がけ下さいったいすみ市役所職員のみなさま、ありがとうございました。

星空の家では、こういった団体での見学や研修など受け入れています。「空き家の活用事例を伺いたい。」「シェアハウスをどのように運営しているの?」「図書館をはじめたいのだけどどうしたらいいか」「移住者の受け入れ、その後のフォローなどどのようなことをしているのか」などなど、今までご相談頂き、お応えしたこともあります。何かありましたら、どうぞ、お気軽にご相談くださいね。